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5月病で「辞めたい」と感じたエンジニアが、勢いで退職する前に確認すべき5つのチェックリスト。
5月病で転職を考えるエンジニアへ:勢いで辞める前に確認すべき5つのチェックリスト
この記事の結論
「連休明け、もう会社行きたくないな…いっそ辞めようかな」って、ゴールデンウィーク明けにふと思っちゃう人、すごく多いんですよね。でも、その日のうちに退職届を出すのはちょっと早すぎます。私も最初は「もう無理」と思った金曜の夜に転職サイトを開きましたが、3日寝て3つの項目を確認したら、辞めるべきは会社ではなく週末の予定の組み方でした。5月病エンジニアの転職は、勢いで動くと半年後に後悔する確率が上がります。判断のずれを防ぐ5つのチェックリストを、本文で順番に整理します。
5月に「辞めたい」が急に強くなる理由
ゴールデンウィーク明けに退職を考えるエンジニアが増えるのは、気持ちの問題だけではありません。3月の期末対応、4月の新体制、連休前のリリースラッシュが重なり、5月の頭にどっと反動が来ます。連休で生活リズムが崩れた直後に、新しい体制の違和感が一気に押し寄せる——そういう流れなんです。
気づいたんですけど、5月の「辞めたい」は会社への不満より、自分の消耗が先に来ていることが多いです。私が以前担当した PM 案件でも、メンバーの相談がゴールデンウィーク明けの2週目に集中しました。本当の不満なら3月から出ているはずで、5月急浮上の感情は要注意のサインです。
この段階でいきなり退職を決めるのは、判断材料が偏っています。まずは「一時的な消耗」と「本当の限界」を切り分ける作業が先です。

チェック1:睡眠と体調が3日続けて整っているか
最初に確認するのは、会社のことではなく自分の体です。3日連続で7時間眠れているか、休日に頭痛や倦怠感が抜けるか、ここを見ます。睡眠が足りていない状態で出した判断は、3割増しでネガティブに振れます。
私も以前、リリース直前で平均5時間睡眠が2週間続いた時期に「もう転職するしかない」と思い詰めました。やったのはシンプルで、有給を1日取って12時間寝ただけです。翌週には「来月のリリースが終わったら冷静に考えよう」に戻っていました。拍子抜けしました。
体が回復していないうちは、転職活動の意思決定エンジンが故障している状態に近いです。まず1個だけ、今週末に7時間睡眠を3日続ける。それで景色が変わるかを確認するのが先です。
チェック2:不満が3月以前から続いているかを書き出す
2つ目は、不満の発生時期を紙に書き出す作業です。今感じている辞めたい理由を3つだけリストアップして、それぞれが「いつから感じているか」を横に書きます。3月以前から続いているなら本物、4月以降に急に出てきたなら環境変化の反応の可能性が高いです。
例えば「上司との相性が悪い」が3月から続いていればもともと根っこにある問題、4月の組織変更後にだけ強くなったなら様子見の余地があります。「年収が低い」が1年以上前から続いていれば動く理由になりますが、5月だけ急に気になり始めたなら一時的な不安の投影です。
とりあえず3分で書き出すだけでも、感情が整理されます。私が見てきたケースだと、書き出した5項目のうち本当に長期的な不満は1〜2個でした。残りは連休明けの疲労が形を変えたものです。
チェック3:年収と市場価値を2社で確認する
3つ目は、会社を辞める前に外の景色を見ておくことです。退職を決めてから動き出すと、選択肢が「今すぐの転職先」に限定されて焦りが出ます。在籍中に市場価値だけ確認しておくと、判断軸が一段冷静になります。
やり方は、マイナビIT AGENT と doda の2社に同じ職務経歴書を渡すだけです。1社専属より2社並行のほうが、提示レンジの幅が見えます。30代エンジニアの中央値は600〜900万、SRE やクラウド設計の経験が乗ると上限が1200万まで動きます。
ここで「今の年収より100万以上高い提示が複数出る」なら、辞める理由として年収を加えていい段階です。逆に「ほぼ横ばい」なら、5月病で動くより今の会社で1年積み増したほうが結果的に得な可能性があります。
チェック4:辞めたい原因を「会社・役割・体調」に分解する
4つ目は、不満の原因を3つの引き出しに仕分けることです。会社の問題(組織・制度・文化)、役割の問題(業務内容・チーム)、体調の問題(睡眠・運動・食事)に分けます。同じ「辞めたい」でも、出口が全く違います。
会社の問題なら転職、役割の問題なら異動希望、体調の問題なら有給と通院です。実はこの仕分けをせずに転職活動を始めると、転職先で同じ役割につくか、同じ体調のまま面接を受けることになり、半年後にまた辞めたくなります。

私が以前関わったエンジニアは「辞めたい」の正体が役割の問題で、上司に相談したら3ヶ月後に別チームへ異動できました。転職せずに解決したケースです。会社を辞める前に、社内の打ち手が残っていないかを1度だけ確認する価値はあります。
チェック5:判断は5月末まで保留する
5つ目は、判断のタイミングをずらすことです。連休明けの2週間以内に出した結論は、3週間後に見直すと変わっていることが多いです。私の経験則だと、5月末まで決断を保留するだけで、判断のブレが半分くらいに収まります。
この期間にやることは3つだけです。睡眠を整える、不満を書き出す、エージェントに相談する。退職届を書くのは6月以降に回します。とりあえず3分の自己分析と、エージェント1社の面談予約だけ入れて、残りは連休疲れを抜く時間に充てます。
5月末になっても辞めたい気持ちが残っていれば、それは一時的な不調ではなく本当の判断です。逆に「あれ、なんで辞めようと思ったんだっけ」となれば、5月病の波だったということ。どちらにしても、3週間の保留期間は損になりません。
まとめ
5月病エンジニアの転職判断は、勢いで決めると半年後の後悔につながります。睡眠と体調を整える、不満の発生時期を書き出す、市場価値を2社で確認する、原因を会社と役割と体調に仕分ける、判断を5月末まで保留する。この5つを順番に確認するだけで、辞めるべきか残るべきかの精度が上がります。
本当に辞めるべき状況なら、3週間経っても結論は変わりません。マイナビIT AGENT と doda の2社に同じ職務経歴書を渡しておけば、6月の決断時には選択肢が手元に揃っています。完璧な判断を5月の連休明けに出そうとしないこと。それが一番のコツです。最初の1社にエージェント面談を申し込んだ時点から、見える景色は静かに変わります。
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IT転職は順番に進めると迷いが減ります。全体像の確認と、自分の市場価値の把握から始めてみてください。