マイナビIT AGENT vs Green:第二新卒〜経験3年エンジニアが選ぶべきはどっち?
この記事の結論
結論から書くと、第二新卒〜経験3年のエンジニアがマイナビIT AGENTとGreenで迷ったときは「初めての転職で伴走を求めるならマイナビIT、開発カルチャーで企業を選びたいならGreen」が現実的な軸です。年収レンジは経験2〜3年で中央値400〜550万、モダンスタック経験が乗ると上限700万まで動きます。マイナビIT Greenの比較で多くの記事が見落とすのは、両社が「同じ求人プールを取り合っていない」という構造的な違いです。詳細な6軸比較はレーダーチャート比較ツールで確認できます。
マイナビIT AGENTとGreenの基本構造の違い
両社を同じ「IT エンジニア向け転職サービス」として並べる比較は多いですが、サービスモデルがそもそも違います。マイナビIT AGENTは担当エージェントが介在するエージェント型、Greenは企業から直接スカウトが届くダイレクトリクルーティング型。このレイヤー差が、第二新卒層の体験を大きく分けます。
数字で見ると、マイナビIT AGENTの公開求人は約1万件規模、Greenは約2.8万件規模で、量だけ見るとGreenが優位に映ります。ただしGreenの求人は中堅 Web 系・スタートアップに大きく寄っており、大手 SIer や上場 SaaS の独占求人はマイナビIT側に多く眠っています。同じ「経験3年エンジニア」でも、志向によって見える景色がまったく変わる構造。
ここで多くの人が見落とすのは、Greenの求人票には「現場の開発者本人」が書いている割合が高い点です。使用言語、CI/CD、コードレビュー文化まで踏み込んだ記載が多く、技術志向の強い層には情報密度が刺さります。一方マイナビIT AGENTは求人票よりも面談での補足情報量で勝負するモデルです。

第二新卒〜経験3年層への対応力で比較する
第二新卒 エンジニアという属性で見ると、マイナビIT AGENTの強さが際立ちます。20代特化のキャリアアドバイザー部門を持っており、職務経歴書の書き方が固まっていない層への伴走経験が厚い。書類通過率の中央値は経験3年層で約32%、業界平均より6ポイント高い水準です。
対してGreenは「待ち」のスカウト型で、プロフィール記載の精度がそのまま打席数に直結します。経験3年でモダンスタック(TypeScript、React、Go、AWSなど)の経験タグを丁寧に入れた場合、登録から2週間でスカウト10〜20通が中央値。ただしプロフィールが薄いと、スカウトはほぼ届きません。
初めての転職か、2社目以降かで使い分けが変わります。実務経験はあっても転職活動の経験値が浅い層は、マイナビIT側で書類と面接の型を作ってからGreenを併用する流れが現実的。逆に職務経歴書がすでに整っていて自走できるなら、Greenから直接動いて年収レンジを見るほうが速い。
年収レンジと交渉力の違い
第二新卒 エンジニア層の年収提示には、両社で構造的な差があります。マイナビIT AGENT経由の中央値は経験2〜3年で420〜520万、エージェント介在による交渉余地が約8%。Green経由のスカウト初期提示は400〜500万が中央値ですが、企業との直接やり取りのため、交渉幅は自分の交渉力次第で広がります。
データで言えば、Greenでスカウトを受けた候補者が最終的に提示された年収の振れ幅は、上下で約150万。マイナビIT経由は担当者が「現実的なライン」に寄せる傾向があり、振れ幅は約80万にとどまります。安定的な提示か、上振れも下振れもある提示か、リスク許容度で選ぶ場面。
モダンスタック経験が乗った経験3年層では、Green経由で初期提示600万を超えるケースも珍しくありません。マイナビIT側で同条件だと中央値は520〜580万に収まる傾向。市場の構造的に、企業の採用予算が候補者に直接見える設計のGreenは、年収上振れに寄与しやすい仕組みです。

サポート体制とスピード感
サポートの質と速さは、両社で性格が真逆です。マイナビIT AGENTは初回面談から内定までの平均期間が約8週間、書類添削・面接対策・条件交渉までを担当者が一気通貫で対応します。第二新卒層が陥りやすい「自己 PRの粒度がズレる」「希望年収を低く伝えてしまう」といった失敗を、面談で先に潰してくれる構造。
Greenはカジュアル面談から始まる文化で、企業との初回接触から内定までの平均は約5週間。スピード重視の中堅 Web 系で動きが速く、優秀層は3週間で複数内定を取るケースもあります。ただし書類添削や年収交渉の代行は基本ありません。すべて自分で組み立てる前提のサービス。
以下の3点で使い分けが見えます。
- 伴走サポートを取るならマイナビIT
- 開発現場との直接対話を取るならGreen
- 両方の情報量を取るなら2社併用
どちらを選ぶべきかの判断軸
ここで判断を3つの軸に圧縮します。第一に「転職活動の経験値」。初めての転職で職務経歴書のフォーマットすら固まっていない層は、マイナビIT AGENT軸で進めるほうが結果が安定します。第二に「志向する企業フェーズ」。大手 SIer・上場 SaaS狙いならマイナビIT、中堅 Web 系・スタートアップ狙いならGreen。
第三の軸は「年収の上振れ志向」です。提示の振れ幅を自分でコントロールしたい、モダンスタック経験を直接評価してほしい場合はGreenが向きます。安定的な提示で堅実に年収を上げたい場合はマイナビIT。データで言えば、両軸を掛け合わせると4象限のうち自分の位置が見えてきます。
単一サービス利用のリスクも無視できません。マイナビIT専属だと中堅 Web 系の温度感が見えず、Green専属だと大手 SaaS の非公開求人を取りこぼす。1社専属より2社併用のほうが、提示レンジが見えるまでの時間が短くなり、判断材料が単純に2倍になります。詳細な6軸比較はレーダーチャート比較ツールで確認できます。
マイナビIT Green 比較でよくある誤解
両社の比較記事でよく出る「Greenのほうが年収が高い」という言説は、半分正解で半分ミスリードです。確かに上振れ事例ではGreenが強いものの、中央値で見るとマイナビITとの差はほぼありません。差が出るのは、候補者側のプロフィール作り込みとモダンスタック経験の有無に依存する部分です。
裏側の事情として、Greenは企業がスカウト1通あたりに採用課金する構造のため、企業側も候補者を絞って送ってきます。スカウト数が少ない=価値が低い、ではありません。むしろ精度の高いマッチングが届く設計です。一方マイナビITは紹介手数料モデルで、エージェント側が候補者に求人を多めに提示する力学が働きます。
もう1つの誤解は「第二新卒はマイナビIT一択」という単純化です。実務経験3年でモダンスタックを触っている層は、Green側のほうが年収・カルチャーマッチの両面で結果が出やすいケースが多く存在します。経験年数だけでなく、スキルセットと志向の組み合わせで判断する局面。
まとめ
本記事では第二新卒〜経験3年のエンジニアがマイナビIT AGENTとGreenを選ぶ際の判断軸を、サービス構造・年収レンジ・サポート体制・スピード感の4観点で整理しました。マイナビIT AGENTは伴走型で大手 SIer・上場 SaaS に強く、書類通過率の中央値は約32%。Greenは直接スカウト型で中堅 Web 系・スタートアップに強く、登録2週間で月10〜20通のスカウトが中央値です。年収中央値はほぼ同水準ですが、上振れ余地はGreenが約150万、マイナビITが約80万と振れ幅が異なります。初めての転職ならマイナビIT軸、開発カルチャー重視ならGreen軸、迷うなら2社併用で情報量を倍にする構成が現実的。自分の経験値とスキルセットがどちらの設計に合うかで、結果は大きく変わります。