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IT転職コンパス

ミドルITエンジニアの本音の転職理由とは|「キャリアアップできない職場」の見極め方

ミドルITエンジニアの本音の転職理由は「年収」より「成長の停滞」。建前と本音の差、キャリアアップできない職場の危険信号、そして動き出す前の棚卸しと市場価値の確認まで、見極めの順番を編集者ミナが具体的に整理します。

公開日 更新日 読了 8編集 ミナ
ミドルITエンジニアの本音の転職理由とは|「キャリアアップできない職場」の見極め方

本記事は広告(アフィリエイト)を含みます。掲載するエージェントは編集部が厳選した提携先です。

この記事の結論

即答

ミドルITエンジニアの本音の転職理由は「年収」より「成長の頭打ち」。同じ技術の保守が続く職場ほど危険信号です。

「給料が上がらないから」と口では言うのに、よく聞いてみると本当の引っかかりはそこじゃない。ミドルのエンジニアと話していると、そういう場面に何度も出会います。お金より先に出てくるのは、「このままここにいて、自分は伸びるんだろうか」という静かな不安なんです。

実は転職理由の上位には、給与への不満と並んで「やりたい仕事ができない」「専門性を高めたい」が毎年のように入ってきます(doda 転職理由ランキング)。30代で同じ技術の保守だけが続くと、市場での価値はじわじわ削られていく。そこに気づいた人から動き始めている、というのが正直なところです。

この記事で押さえてほしいのは3つです。本音の理由は「成長の停滞」に集まること、危険な職場は求人票より日々の業務で見抜けること、動くなら自分の市場価値という物差しを先に持つこと。見極めのチェック観点から最初の一歩まで、隣で一緒に整理していきましょう。自分の現在地から知りたい人は、まずIT転職の流れをロードマップで確認するのもいい入り口になります。

この記事の要点まとめ

ミドルITエンジニアが転職したくなる「本音の理由」って何?

キャリアの道のりのイメージ

即答

建前は「年収」、本音は「裁量・成長・正当な評価」。3〜10年目で技術が止まる感覚が引き金になります。

私も最初は、相談者の「年収を上げたい」という言葉を額面どおりに受け取っていました。でも面談で深掘りすると、出てくるのは別の言葉です。「もう3年、同じシステムの保守しかしていない」「新しい技術に触れる隙がない」。お金は分かりやすい建前で、本音は裁量・成長・評価の3つに分かれていきます。

dodaの転職理由ランキングでも、給与への不満と並んで「ほかにやりたい仕事がある」「専門知識・技術を習得したい」「評価・人事制度への不満」が上位に入ります(doda 転職理由ランキング)。3〜10年目はちょうど目の前の技術が一段落して、次の景色が見えにくくなる時期。だから「このままでいいのか」という問いが頭をもたげやすいんです。

気づいたんですけど、本音を言葉にできないまま動いた人ほど、転職した先でも同じ不満を繰り返しがちです。だから最初にやるのは、自分が何に引っかかっているのかを「裁量・成長・評価」の3つに仕分けすること。ここがぼやけたままだと、求人票を見ても刺さるかどうか判断できません。

ミドルが辞めたくなる3つの本音

なぜ「年収」より「キャリアの停滞」で辞める人が多い?

即答

IT人材は2030年に最大79万人不足の見込み。売り手市場でも、技術が止まると自分だけ価値が伸び悩みます。

「人手不足のIT業界なら、辞めなくても安泰では?」と思いきや、ここに落とし穴があります。経済産業省の試算では、2030年に最大で約79万人のIT人材が不足する見込みです(経済産業省 IT人材育成の状況)。たしかに売り手市場。でも、全員が等しく市場価値を上げられるわけではない、というのが冷静に見たときの実態です。

編集ミナのひとこと(読み進めの要点)

厚生労働省の雇用動向調査でも、離職の理由は給与だけでなく労働条件や会社の将来性など複数にまたがっています(厚生労働省 雇用動向調査)。年収はその月の手取りに効きますが、停滞はもっと遅れてやってくる。同じ言語の保守を5年続けた人と、設計やクラウド移行に踏み込んだ人とでは、5年後の選べる求人の幅がまるで違ってきます。

だからこそ、辞めるかどうかの判断軸を「今の年収」だけにしないことが大事です。見てほしいのは、次の3年でどんな経験が積めるか。正直、ここに気づいたときは少し背筋が伸びました。お金の不満は交渉で動くこともありますが、積み上がらない時間だけは取り戻せないからです。

停滞と成長で5年後はこう違う

「キャリアアップできない職場」はどう見極める?

即答

求人票より日々の業務で見抜けます。直近1年で新技術ゼロ・技術判断は上が独占・評価が不透明、が3大サインです。

キャリアアップできる職場とできない職場の差は、福利厚生や知名度ではなく、もっと地味なところに出ます。新しい技術を入れる動きが定期的にあるか、設計や改善に自分の裁量があるか、学んだ人がちゃんと評価されて残っているか。逆に言うと、ここが詰まっている職場は、どれだけ給与が良くても市場価値の面ではしんどくなります。

伸びる職場と停滞する職場の差

言葉だけだとふわっとするので、日々の業務に置き換えてセルフ診断してみてください。次の観点に複数当てはまったら、職場が「停滞型」に傾いているサインです。

キャリア停滞の危険信号セルフ診断

1個当てはまっただけで即危険、というわけではありません。たまたま今のプロジェクトが保守フェーズなだけ、ということもあります。見てほしいのは、複数が重なって、しかも変わる気配がないかどうか。拍子抜けするくらいシンプルな基準ですが、これだけで「会社が嫌い」と「自分のキャリアが止まる」を切り分けられます。

動くと決めたら、ミドルはまず何をすればいい?

即答

いきなり応募しないこと。30分の棚卸し→市場価値の確認→2〜3社で情報収集、の順が遠回りに見えて最短です。

まず手を動かすのは、応募ではなく棚卸しです。頭の中にしかない経験を、5つの観点で書き出すだけ。ここを飛ばすと、面談で「で、何ができる方ですか?」に詰まります。

華やかな作業ではないですが、ここが埋まると職務経歴書も面談も驚くほど楽になります。やってみたら、自分の市場価値が思っていたより高い、と拍子抜けする人も多いんです。

次に持つのが「物差し」です。求人サイトの年収表示を眺めても、自分がどこに当てはまるのかは分かりません。早いのは、同じ経歴を複数のエージェントに見てもらって、提示レンジを並べること。最初の1社にいきなり全部かけるより、2〜3社を並行させたほうが現在地が早く見えます。エンジニアの相談先なら、IT・Web・ゲーム領域に特化したギークリー(Geekly)や、エンジニア向けの転職支援に強いテックゴーあたりが入り口にしやすいです。ハイレイヤーの戦略相談まで踏み込みたいならSTRATEGY CAREERも選択肢になります。

停滞を抜ける4ステップの流れ

大切なのは、この時点で「絶対に辞める」と決めなくていいことです。市場価値が見えた結果、今の職場で交渉したほうが得だと気づくこともあります。動き出すのは、辞めるためではなく、選べる状態を作るため。まずは自分の値段を知るところからで十分です。気になる人は年収診断で今の市場価値を確かめるのもおすすめです。

よくある質問

Q. 「年収が理由」と面接で言うのは不利になりますか?

A. 年収だけを前面に出すと志望度が低く見られやすいです。「成長や裁量を求めた結果、待遇も見直したい」という順で、本音と建前をつなげて話すと納得感が出ます。

Q. 今の職場が停滞しているか、1つの基準で判断できますか?

A. 1つの基準では決めにくいです。直近1年の新技術の有無・技術裁量・評価の透明性など複数の観点が重なって変わる気配がないか、で見るのが現実的です。

Q. 在職中でも転職活動は進められますか?

A. 多くの人が在職中に進めています。棚卸しと市場価値の確認だけでも先に済ませておくと、いざ動くときの判断が速くなり、焦りからの即決を避けやすくなります。

次のアクション

IT転職は順番に進めると迷いが減ります。全体像の確認と、自分の市場価値の把握から始めてみてください。