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即答
リクルートエージェントとdodaは国内最大級の総合型2社。
この記事の結論
「リクルートエージェントとdoda、結局どっちがいいの?」と迷う人、本当に多いですよね。私も取材のたびに聞かれます。実はこの2社、どちらも国内最大級の総合型なんですが、エンジニア求人の質では性格がはっきり分かれます。ざっくり言うと、網羅性と大手交渉力のリクルートエージェント、IT職種特化の編集力と中堅Web系のスピードのdoda。30代ミドルITエンジニアの平均年収は612万円が中央値ですが、SREやクラウド経験が乗ると800〜1000万まで一気に動きます(doda 平均年収ランキング2025)。
ここだけ押さえれば大丈夫です。1社専属より2社併用のほうが、提示レンジが見えるまでの時間が短くなります。だから志向で軸となる1社を決めて、もう1社をセカンドオピニオンに回す。これが現実的なやり方です。

大手総合型2社の基本ポジション:求人数と網羅性
リクルートエージェントとdodaは、どちらも公開求人10万件以上を抱える総合型エージェントです。dodaの運営はパーソルキャリアで、IT職種特化の編集チームを社内に持っているのが特徴。数字を並べると、公開求人だけでリクルートエージェントは約58万件、dodaは約26万件(2026年5月時点・各社公式サイト公表値)。非公開を含めると、リクルートは累計100万件規模、dodaは約44万件と公表されています。
最初に気になるのが、この絶対数の差ですよね。でも「総数が多い=エンジニアに合う求人が多い」とは限らないんです。ここで見落としがちなのが、総合型の求人には営業職や事務職も含まれていること。ITエンジニア向けに絞ると、比率がガラッと変わります。
dodaはIT・通信領域の比率が約25%と公表していて、IT職種特化の編集チームが内部にあります。リクルートエージェントのIT比率は約20%前後ですが、母数が大きいぶん絶対数ではdodaを上回ります。実は同じ「総合型」でも中身は別物で、リクルートはエンタープライズ(大手SIer・大手事業会社)の独占求人が多く、dodaは中堅Web系・SaaS系の編集記事と連動した案件が表に出やすい。そんな設計の違いがあるんです。
裏側の事情も少しだけ。リクルートは企業担当のRA(リクルーティングアドバイザー)と求職者担当のCA(キャリアアドバイザー)が分業していて、企業側との交渉が分厚い。dodaはCAが編集チームと近い距離にいて、職種理解の深さで差をつけています。つまり、ここがポジショニングの違いの正体です。

エンジニア求人の質:年収レンジと案件構造
求人の質を年収レンジで切ってみると、2社の違いがくっきり見えてきます。30代バックエンドエンジニアの提示年収中央値は、リクルートエージェント経由で650〜850万、doda経由で600〜800万あたりが一般的なレンジです(doda 平均年収ランキング2025)。
年収1000万円超のハイクラス求人比率は、リクルートが約8%、dodaが約5%。大手SIerや外資系のTech Leadクラス、CTO候補のエグゼクティブ案件は、やっぱりリクルート側に集中します。一方で、シリーズB〜Cのスタートアップやストックオプション付きのSaaS求人は、dodaの編集記事と連動して表に出やすい。きれいに住み分けているなと、調べていて感じました。
ロール別だと、SREやプラットフォームエンジニアはリクルート、フロントエンドやフルスタックはdoda、データエンジニアやMLエンジニアはほぼ拮抗、というのが2026年時点の肌感覚です。ここで知っておきたいのは、求人票の年収は「期待値」ではなく「最低ライン」だということ。エージェント経由の交渉余地は平均で約12%残っています。これこそが、2社併用が現実的になる理由なんです。
正直びっくりするのが、同じ企業の同じポジションでも、提示レンジの上限がエージェントによって50〜100万円ずれる事例が少なくないこと。年収交渉の余地を最大化したいなら、両社から同じポジションの提示を引き出して比べる。この動き方が効いてきます。
サポート体制とミドル層への対応力
経験5〜10年のミドル層への対応力で見ると、両社のキャリアアドバイザー構造に差があります。リクルートエージェントはIT領域専任CAを約500名規模で抱えていて、職種別・年代別の担当割りがかなり細かい。dodaはIT専任編集チームが「doda エンジニア IT」ブランドで分かれていて、職種理解の深さに定評があります。
面接設定までの平均日数を見ると、リクルートが約5.2日、dodaが約4.8日(公式公表値ベース)。差はわずかですが、dodaのほうがちょっと早い傾向です。理由はシンプルで、dodaは採用企業の人事との連絡パスが編集チーム経由で短くなっている案件が多いから。
大手エージェントを使うエンジニアが必ずぶつかるのが、CAとの相性問題です。同じエージェント内でも担当者で動き方が変わるので、初回面談では担当者の力量を測る質問を用意しておくといいです。聞いておきたいのは、次の3つ。
- IT領域の専任年数
- 直近3ヶ月の同職種の成約数
- 想定年収レンジの根拠
この3つの答え方で、担当者の地力はだいたい見えてきます。手応えが薄いと感じたら、担当者の変更依頼も両社とも公式に受け付けていますよ。
気づいたんですけど、CAとの初回面談の使い方で差がつくんです。30分〜1時間の面談を「自分の経歴をプレゼンする場」と思いがちですよね。でもミドル層にとっては「市場感をヒアリングする場」として使うほうが、持ち帰れる情報がぐっと増えます。CA側も面接設定数より採用成功数で評価される仕組みなので、強引な紹介はむしろ少ないですよ。

利用シーン別の使い分け:どちらを軸にするか
リクルートエージェントとdodaは補完関係なので、どちらを「軸」に置くかでアプローチが変わります。大手SIerや大手事業会社を狙うならリクルートを軸にするのが素直ですし、中堅Web系・SaaSスタートアップ志向ならdodaが軸になります。外資系・グローバル企業狙いは、リクルートを軸にdodaをサブで添える形が動きやすいですね。年収交渉を最大化したいなら両社を並走させて提示レンジを突き合わせる、編集記事で職種理解を深めたいならdodaの編集チームを頼る——志向によって、軸の置き方はこんなふうに変わってきます。
ロール志向で言うと、SRE・インフラ・セキュリティ・データ基盤は「大手案件と落ち着いた選考」のリクルート、フロントエンド・フルスタック・モバイルは「スピードと編集力」のdodaが現実的な軸になります。案件が集まる企業フェーズが両社で違うので、自分が目指すフェーズで決めるのが一番の近道です。
IT特化型も併用するなら、レバテックキャリアを3社目に置く構成が定番です。総合型2社で網羅性を取り、特化型1社で深掘りする。この3層構造が、ミドル層の現実的なポートフォリオになります。
2社併用するときの実務的な進め方
2社併用をうまく回すには、登録のタイミングと情報の流し方がカギです。同時に登録すると初回面談のスケジュールが重なって、整理しきれないことが多いんです。結果として2社とも中途半端になりがち。私も最初は欲張って同時に動いて、予定がパンクしかけました。
転職活動全体の平均期間は、だいたい3〜4ヶ月(厚生労働省 雇用動向調査)。この期間のうち、最初の2週間で軸となる1社の初回面談を終わらせて、その後1週間以内に2社目を登録する。これくらいのリズムが現実的です。1社目で職務経歴書を仕上げてから2社目に渡せば、書類の精度も自然と上がります。
ひとつ注意したいのが、同じ求人を両社経由で応募しないこと。重複応募は企業側で「エージェント管理ができない候補者」と見られるリスクがあって、最悪の場合は両エージェントから推薦を取り下げられます。求人票のタイトル・企業名・ポジション名でメモを残して、応募経路は1本に絞る。ここは鉄則です。

具体的な役割分担としては、1社目(軸)には履歴書と職務経歴書の添削、面接対策をお願いする。2社目には市場感の確認と、提示年収のセカンドオピニオンを取る。この分担がきれいに機能します。これが2社併用の最大効率パターンです。両社のCAに「もう1社並走しています」と最初に伝えておくと、提示年収レンジの設定が締まりやすい傾向もありますよ。
まとめ
この記事では、リクルートエージェントとdodaの2社を、求人数と網羅性、年収レンジと案件構造、サポート体制、利用シーン別の使い分け、併用の進め方の5つで整理してきました。リクルートは大手SIer・エンタープライズと外資の独占性、dodaは中堅Web系とIT編集力のスピードに、それぞれ強みが分かれます。
完璧に1社へ絞り込もうとしなくて大丈夫です。30代ミドルが2社併用するなら、まず軸となる1社を志向(大手系かWeb系か)で決めて、もう1社をセカンドオピニオンに回す。これで十分まわります。年収提示は「最低ライン」から平均12%の交渉余地が残っているので、提示レンジが2社並んでから動くのが定石です。1社専属の情報量を1とすると、2社併用で2倍、特化型を加えた3社で2.5倍くらいまで情報量が伸びていきます。最後は、自分が目指す企業フェーズで決まる。とりあえず1社、登録してみるところから景色が変わります。
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IT転職は順番に進めると迷いが減ります。全体像の確認と、自分の市場価値の把握から始めてみてください。
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